本日、ATOK For Android の 0.9.2 が Android Market で公開されました。

アップデート内容は Android Market の「説明」に詳しく書かれていますのでそちらをご覧いただくとして。

ここでは、どんなふうに変わったのかを 0.9.1 と照らし合わせて見てみたいと思います。


フリックガイド表示の On / Off

[ATOKの設定] →[ソフトウェアキーボード] と進んで表示される「ソフトウェアキーボード」メニューに、フリックガイド が追加されました。

このチェックを外すと、フリック入力時にフリックガイドが表示されなくなります。
ガイドを表示していると頻繁に再描画が発生して負荷が高くなります (と言ってもさほどのものではないと思いますが) ので、気になる方は切っておいてもいいでしょう、

フリック入力 → QWERTY入力時の初期画面

「通常でフリックで英字入力の際にQWERTY入力に切り替える」派からの要望が実装されました。

従来、


フリック入力


QWERTY入力 (日本語)


QWERTY入力 (日本語)

と入力画面を 2 回切り替えなければならなかったのですが、[ATOKの設定] →[ソフトウェアキーボード] の切替時は半角英字にチェックをつけると


フリック入力


QWERTY入力 (日本語)

のように、「日本語はフリック」「英字はQWERTY」と 2 画面だけの切り替えで済むようになります。
今まではQWERTY → フリックに戻る時にも日本語と英字の再切り替えが必要でしたが、これもなるべく日本語フリックに戻るように工夫されています。

QWERTY入力時の数字キーの表示 / 非表示

QWERTY入力画面では最上行に数字キーが並んでいますが、[ATOKの設定] →[ソフトウェアキーボード] の縦画面の数字キー表示のチェックを外すと

数字キーが消え、画面全体は少し縦幅が短くなり、各キーは長めになります。
そんなに数字をたくさん入力しない、という方であればこちらの方が使いやすいかもしれません。

なお、設定画面には「数字キーを非表示にした場合はフリック操作で入力します」との説明がありますが、QWERTY入力画面で下にフリックすると各キー右上に記載されている数字 / 記号が入力できます。
上にフリックすると大文字が入力できます。

 フリック入力でのスペースの半角 /全角指定

[ATOKの設定] →[入力・変換] のスペースは半角で出力にチェックを使えると、フリック入力(日本語)画面でのスペースが半角になります。

フリック入力(アルファベット、数字)画面では、従来通り半角スペースのみです。

「シンプルテイスト」画面デザイン追加

なんのことはない、従来の

に加えて

 

 という陰影のつかないパターンが追加されました。

Android は陰影をつけるのにもシステムリソースを使いますので、見た目の好みだけではなく、少しでも動作を早くしたい場合にもほんの若干効果はあるかもしれませんね。

候補一覧の操作性向上

これは設定項目ではありませんが、候補一覧の反応が従来よりも高速になっているようです。

また、左右にスライド候補が隠れている場合、候補のある側に陰影がつくようになりました。
これで、スライドに失敗した場合に操作をとちったのかもう候補がないのかが視認できるようになりました。


右側にまだ候補がある場合


両側にまだ候補がある場合


左側にまだ候補がある場合

 その他

  • 絵文字、顔文字、記号パレットの登録文字(列)が増えました。
  • 入力中の文字が見えにくいアプリへの対処をしたそうです。
    (そういうアプリは私は使っていないので未確認です。OfficeSuiteProはだめでした…;-;)
  • エラー対策をしたそうです。 

 ちょろっと使ってみた感想としては、全体的に動作・反応がきびきびしてきたように思います。
0.9.1の時には、1つのアプリで何時間も連続して入力していると重くなってくる、という現象が発生していたのですが、今回の0.9.2ではどうでしょうか…このエントリを完了させたら、しばらく使いこんでみたいと思います。

余談ですが、去る 2011/01/09 に行われた Android bazaar and conference 2011 winter において、ジャストシステム共通技術開発部部長の喜多さんが、「Android版ATOKの開発を語る」というテーマで講演をされており、UStream で講演内容も公開されています。

音質もあまりよくなく聞き起こすのも大変でしたが、気になるところをいくつか拾ってみました。

  • ユーザ辞書ファイルのインポート / エクスポートではなく、PC 版 ATOKとの「同期」機能を考えているらしい。
  • マッシュルームへの対応も考えているらしい。 (ATOK ダイレクト?)
  • ハードウェアキーボードへの対応は方式の異なる製品が多すぎて 1 社での対応は無理。日本アンドロイドの会や各キャリア・メーカーの協力が不可欠、らしい。
  • 気になるお値段は、「皆さんが『買おうかな…ええい買ってしまえっ!』というような値段設定にしていきたいと考えているので、ある意味期待していただければ」だそうです。(41'15"あたりから)
    「PC版8,000円、WindowsMobile版5,800円。おそらくそんな値段では誰も買ってくれないという認識は持っている」という前振りもありましたので、WMの価格帯になることはなさそうです。
    私としては ATOK Pad for iPhone と同程度の1,200~1,500円くらいになるのではと踏んでいますが、さてどうなりますか。

前回のアップデートが提供開始後1ヶ月経っていない 12/17、今回のアップデートが前回から1か月強の 1/25 とすごいペースです。
次回も同じペースだとすると多分2月末…トライアル版の使用期限ですので、次は製品版の提供開始になるんでしょうか。

楽しみですね。

1月 25, 2011 at 10:30 pm by さるべーじ
Category: android