おまちかね、ついに ATOK for Android の正式版が発表されました!
…とか書きたかったんですけど、JustSystem の今日の発表はいろいろ意表を突かれてしまいました。
ざっくり列挙すると、
- トライアル版の有効期限が 2011/02/28 → 2011/06/30 まで延びた。
- トライアル版のまま 数々の機能拡張 & 不具合吸収のされた 0.9.3 がリリースされた。
→と思ったら入力画面の表示制御や辞書登録に不具合が発覚、同日 0.9.4 がさらにリリースされてある程度不具合を吸収。 - docomo版だけではなく、au版 / Softbank 版もリリースされた。
(Xperia、Galaxy S、Galaxy Tab、LYNX 3D、REGZA Phone) - マッシュルームに対応した。
- 正式版リリース時期と価格は発表を延長。5月にアナウンス予定とのこと。
だそうです。
価格は気になるところですけどねー。
さて。
今回は前回 (0.9.2) からどう変わったか、というあたりをお話ししたいと思います。
1. 提供がキャリア別になったわけ
今までは docomo 版しか提供されておらず、au や Softbank 等のユーザは公式な方法では入手できない状況でした。
どうもこれは、キャリアごとのケータイメールサービスの絵文字に対応するためのようです。
(他にも理由や相違点はあるのかもしれませんが、公式にはアナウンスされていません。)
SIMカード差し替えで、1台の端末を複数キャリアで使っている方は、SIMカードごとに違う ATOK をインストールしなければならないとぼやいていましたが…(^^;)。
ちなみに、docomo で i モード契約をしなかった場合、絵文字ボタンは使えません。
私の Xperia では、
絵文字ボタン (最下段左から 2 つ目のお花マークボタン) は常にグレーアウトで押せない状態となっています。
2. ATOKダイレクト for マッシュルーム
マッシュルームとは、Android 用IME Simeji の作者 adamrocker さんが発案した、定型句などを入力できる IME 拡張機能です。
当初は Simeji 用のプラグインとして始まったこの拡張機能群が大変便利だったため、Simeji 以外の IME からも使いたいというニーズが多くありました。
そして、その要望に POBox ( ソニーエリクソン製スマートフォン Xperia に標準搭載されている IME)が応え、マッシュルームを POBox からも使えるようになりました。
ATOK に対してもトライアル版の提供開始直後から、マッシュルームへの対応は要望ののひとつとして強く挙がっていたようです。
今年の 1 月に「ATOKダイレクトという呼称でマッシュルーム対応を考えている」旨 JustSystem の発言がありましたが、今回とうとう公開してもらえました。
手順としては、まず左下のキーボードボタンを長押しして拡張ボタンを表示させ、そのすぐ上のATOKダイレクトボタン (マッシュルームボタン) まで指をスライドさせます。
使ったことのあるマッシュルームが ATOK ダイレクトボタンの右側に最大 4 つ表示されますので、そのまま使いたいボタンまで指をスライドさせて離すと、そのマッシュルームが起動します。
指をスライドさせずに ATOK ダイレクトボタンで離すと、その端末に組み込まれているすべてのマッシュルームが一覧表で表示されます。
3. 「キーボードを隠す」
左下のキーボードボタンを長押しして拡張ボタンを表示させ、拡張ボタンに指をスライドさせると、キーボードボタンの画像が「キーボード+▼」に変わります。これが「キーボードを隠す」ボタンです。
この状態でそのまま指を「キーボードを隠す」ボタンまでスライドさせて離すと、ATOK の入力画面が下にスライドして隠れます。
Xperia では「←」ハードキーで入力画面を隠せるため、正直私にはなぜこの機能が実装されたのかよくわからないのですが、多分この機能を待ち望んでいた端末ユーザもいらっしゃるんでしょう。
4. キーサイズの設定
ATOK の入力画面はけっこう大きく、Simeji よりちょっと小さい程度、POBoxよりそうとう大きいという状態でした。
これは縦幅の短い端末では相当な場所喰いになっていたようです。また、割と縦長な Xperia でもアプリ側でツールバーが表示されると入力領域はかなり小さくなってしまっていました。
スクロールキーを持たず、入力画面を直接スライドするアプリでは、この入力領域の縦幅の小ささはかなり操作性としてキビシいものがあります。
今回のリリースでは、[ATOKの設定]-[デザイン]-[キーサイズ(縦画面)] / [キーサイズ(横画面)]で、それぞれ入力画面が占める大きさを指定できるようになりました。
小さい際はほぼ POBox、大きいサイズはほぼ Simeji と同じサイズですね。
入力画面そのものの大きさや入力画面の大きさを併せて、自分にとってのベストサイズを考えてみるといいと思います。
5. フリック入力の拡張
0.9.2 から、日本語入力画面のスペースボタン (最右列、下から2段目) を半角スペースにするか全角スペースにするかを指定する設定が追加されました。
今回は、スペースボタンを上にフリックするると、その設定と逆のサイズのスペースが入力できるようになりました。
また、従来複数回タップで指定していた「濁音・半濁音・小文字」ボタンが、フリックでも濁音・半濁音・小文字を指定できるようになりました。
複数回タップもそのまま活きています。
ATOK はこのような表示文字が切り替わるたびに入力文字部・変換候補部ともいちいち再実行かかっており、遅さの一因ともなっていました。ので、例えば「"ぱ"を入力するのに"ば"を経由しなくていい」のは、動作速度の向上という点からも重要な改善点ですね。
フリック方向は、左が「゛」、右が「゜」、上が「小文字」です。
以上、駆け足ですが今回の変更点をざっとお話ししてみました。
今回のアップデートは、au 版や Softbank 晩で初インストールの方も多くいらっしゃると思います。
また docomo ユーザでも、従来なんとなく使っていていまひとつ細かい設定や操作性がわからないという方もいらっしゃるようです。
改めて全部お話しするのはキビシいんですが、今までのリリースごとの設定や使い方のトピックも書いておりますので、よろしければご参考にどうぞ。
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